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テレビが突然映らない!?地上デジタルのアンテナレベルが下がっているときの対処法

2023.02.03

テレビが突然映らない!?地上デジタルのアンテナレベルが下がっているときの対処法


 
突然テレビが映らなくなる。
 
技術革新が進む令和の時代にも、昔から変わらないこの悩みは度々訪れます。
とはいっても、アナログ放送とデジタル放送ではテレビが映らなくなる原因も異なります。
本日は、テレビが突然映らなくなる原因とその対策について徹底解説いたします。
 

地上デジタルが映る仕組み

放送局で撮影された映像は、CCDという画像を色や明るさに合わせて電気信号に変換する素子を通じて映像の電気信号に変わります。そして、電気信号はそれぞれの建物のテレビアンテナに届くように電波の波を整える作業(変調)をしたあと、東京タワーやスカイツリーなどの送信アンテナを経由して建物に発信されます。
変調により電波はテレビアンテナに共振する周波数を持ちます。テレビアンテナは共振した電波を、アンテナ線からTV端子を通じてテレビに送り、映像や音声が流れます。複数の部屋にテレビ端子がある場合は、まずブースターを通じて電波を適切な状態まで増幅させ、分配器という装置でアンテナ線を部屋ごとに分けることで、それぞれの部屋に電波を送ります。BS・CS用の別のアンテナを取り付けている場合は、混合器を通じてそれぞれのアンテナから通ってきた電波を一つにまとめ、テレビに送ります。
 

地上デジタルが映らない原因

地上デジタルが映らない原因として様々な理由が考えられますが、アンテナ自体に原因がある場合と、それ以外に原因がある場合があります。
下記の2つの原因は、テレビ周りに原因があるケースでご自身で解決することも可能です。
 

・テレビの電源コードが抜けている、アンテナコードが抜けている

電源コードやアンテナコードの抜けはテレビが映らなくなったときのあるあるの一つです。部屋の掃除や整理をしたときにたまたま抜けた可能性もあるため、まずはこの2つから確認することをおすすめします。
 

・B-CASカードの接触不良

B-CASカードはデジタル放送を観るために必要なカードで、このカードの接触不良が発生すると、デジタル放送が観れなくなることがあります。
これら2つの理由が原因ではない場合、地デジアンテナの受信レベルの低下にある可能性があります。
 

アンテナレベルとは?

アンテナレベルとは、地上デジタル放送、BS・CS放送などテレビ放送の受信電波の強さを表すデータで、「受信強度」とも言われています。綺麗な映像を観るためには基準値以上のアンテナレベルが必要なのです。
 

アンテナレベルが低くなる原因

 

・テレビ配線状況の変化

アンテナレベルはアンテナ線の状態に大きく影響を受けます。無理にアンテナ線を押し込んだ結果、端子の芯線がまがったり折れてしまったり、緩んだ、あるいは外れた状態でアンテナ線を放置していると接続不良によりアンテナレベルが低くなってしまいます。特に、掃除やテレビの移動、引っ越しなど、物を移動させる作業をした際に接続不良が発生しがちです。
 

・受信環境の変化

電波を受信する環境もアンテナレベルに影響を与えます。
例えば、大雨や大雪が発生したり、強風でアンテナの向きが変わるなどで放送電波の受信レベルが下がったり受け取りにくくなることがあります。
アンテナの向いている方向に大きな建物が建築されたりすると障害物の存在によりアンテナレベルが下がることがあります。
 

アンテナレベルに関するエラー表示

 

・E201が表示される理由

エラー表示E201はアンテナレベルが下がっているときに出てくるエラー表示です。
アンテナレベルの低下は環境と接続不良による不具合の二つから考えられます。
まずは配線の端子や機器と配線の接続にゆるみがないか、外れている部分がないかチェックしましょう。配線の表面、あるいは内部に劣化・損傷の疑いがあるのであれば配線を交換しましょう。
また、アンテナ本体の不具合は修理や交換で対応できます。アンテナの向きや方向にずれがある場合、受信レベルが下がってしまうため、正しい向きに調整する修理をしましょう。アンテナ本体が劣化、または故障している場合は電波の受信が難しくなるため、アンテナを交換しましょう。
 

・E202が表示される理由

エラー表示E202は何かが原因でテレビに電波が届いていない状態を示すエラー表示です。すべてのチャンネルが映らなくなったり、一部のチャンネルが映らなくなるなど症状の例は様々です。
E202は電波がアンテナに届いていなかったり、届いていたとしても電波が極端に弱かった際に表示されます。第一の原因として考えられるのはアンテナ、テレビ、配線の故障や接続不良等です。最初にできるのはコンセントや配線が正しく、しっかり差し込んであるかの確認です。場合によっては配線を正しくするだけで改善することがあります。
 
テレビ配線を確認して治らなければアンテナが原因の可能性が高いので、業者に依頼してアンテナを交換、または修理してもらいましょう。
また、チャンネルは地域によって割り当てが全く異なるため、引っ越しした後にE202が表示された場合はテレビのチャンネル設定を行ってみましょう。
アンテナレベルに問題がみられず、配線確認やチャンネル設定でも異常がなかった場合はテレビ自体に問題がある場合があります。
 

アンテナレベルの確認方法


 
アンテナレベルはテレビの設定画面から確認することができます。確認方法や目安はメーカーによって異なるため、メーカーごとにその方法を紹介していきます。
 

・SHARP/AQUOS

リモコンのホームボタンを押す
「設定」または「設定/その他」を選択して「決定」
詳細設定から「放送受信設定」を選択して「決定」
「地上デジタルアンテナレベル」または「BS/CSデジタルアンテナレベル」を選択して「決定」
 

アンテナレベルの目安

60以上…十分
60未満…不足している
0…受信強度なし
 

・Panasonic/VIERA

リモコンの「サブメニュー」または「便利機能」ボタンを押す
「視聴オプション」を選択して「決定」
「アンテナレベル」を選択して「決定」
 

アンテナレベルの目安

44以上…十分
44未満…不足している
0…受信強度なし
 

・SONY/BRAVIA

リモコンのホームボタンを押す
「設定」を選択して「決定」
「放送受信設定」を選択して「決定」
「アンテナ設定」を選択して「決定」
「地上デジタル:アンテナレベル]、[BS:衛星アンテナレベル]、[CS:衛星アンテナレベル」のいずれかを選択して「決定」
 

アンテナレベルの目安

緑…十分
黄…不足している
赤…さらに不足している
 

・TOSHIBA/REGZA

リモコンのスタートメニューボタンを押す
「放送受信設定」を選択して「決定」
「地上デジタル設定」を選択して「決定」
「アンテナの設定」を選択して「決定」
 

アンテナレベルの目安

22以上…十分
22以下…不足している
0…受信強度なし
 

・MITSUBISHI/REAL

リモコンのメニューボタンを押す
画面の「視聴オプション」を選択して「決定」
画面の「アンテナレベル」を選択して「決定」
 

アンテナレベルの目安

60以上…十分
44以下…不足している
0…受信強度なし
 

・HITACHI/Wooo

リモコンのメニューボタンを押す
「各種設定」を選択して「決定」
「初期設定」を選択して「決定」
「受信設定」を選択して「決定」
「受信設定(地上デジタル)」を選択して「決定」
「CH合わせ(地域名)」を選択して「決定」
 

アンテナレベルの目安

45以上…十分
45未満…不足している
0…受信強度なし
 

アンテナレベルが低い場合の対策方法

 

 
アンテナレベルが低下している場合の対策方法はアンテナ修理・交換だけではありません。ご自身で対策できることで解決する場合もありますので、まずは以下の対策方法をご確認ください。
 

・テレビの再起動

最初は簡単な再起動から始めましょう。再起動をしただけで不具合があっという間に直ったというケースもあります。
再起動の方法は電源ボタンの長押しだったり、電源を切ってコンセントを抜くなどメーカー、機種によって異なります。利用しているテレビの説明書を読み、方法を確認してから再起動を試しましょう。
 

・アンテナケーブルの再接続

アンテナケーブルを再接続しましょう。手順は簡単で、テレビの電源を切った後、アンテナケーブルを差し込みなおすだけです。ただし、その際に確認すべき点がいくつかあります。
 
ケーブルはしっかり差し込まれているか
プラグの先端が曲がったり折れたりしていないか
ケーブルが断線していないか
端子を差し込む位置が間違っていないか
 
これらの4点に問題がないのにアンテナレベルが低いのであればアンテナレベルが低い原因はケーブルが原因でないと分かります。
 

・B-CASカードを入れ直す

B-CASカードを差し込みなおすことでアンテナレベルの低下が改善されることがあります。テレビに差し込まれているカードをいったん抜き取り、柔らかい布で汚れをふき取って、再度差し込んでみましょう。
ただし、B-CASカードを抜き差しした結果、チャンネル状態が初期に戻ることがあるため、そうなった際はチャンネル設定をやりなおしましょう。
 

・チャンネルの設定を行う

引っ越しなどで受信環境が変わったり、テレビを新しいものに買い替えた場合は、一からチャンネルを設定しなおさなければ電波の都合で視聴できない場合があるためチャンネル設定をしっかり行いましょう。
 

アンテナの問題が疑われる時はアンテナ工事業者に依頼しましょう。

上記でご説明した自分でできる対策を行ってもアンテナレベルが改善されない場合は、アンテナ自体に問題がある可能性があります。アンテナ工事業者に連絡して、アンテナの状態を見てもらうことをおすすめします。
アンテナ工事は、町の電気屋さん、家電量販店など色々な選択肢がありますが、アンテナに関する豊富な知識を有するアンテナ工事専門会社に相談するようにしてください。
当団体はアンテナ技術信用保証協会といいまして、アンテナ工事士という認定資格を発行しております。

アンテナ工事士は、アンテナに関する正しい知識を持ち、高品質な工事・お客様への丁寧な対応ができると認められた方のみ認定しており、アンテナ工事業界のサービス水準を向上させることを目的として活動しています。
下記より、アンテナ工事士を取得した信頼できるアンテナ工事業者をご紹介しておりますので、お近くの業者さんに是非ご相談をされてください。

 
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