地デジが映らないトラブルでお困りでしたら、本記事では原因やスピード解決する方法をアンテナ技術保証信用協会(以下、「アン信協会」という)の立場から分かりやすく解説。
原因によって対処方法が異なるため、ぜひ最後までご覧の上、ご自身の抱えているトラブルと照らし合わせて適切にご対応ください。
また、アン信協会で信頼性の高い加盟店をご紹介しています。必要に応じて下記よりお気軽にご相談ください。
地デジが映らない原因は大きく分けて2つ
地デジが映らない原因は、外的と内的の2つに大きく分けられます。それぞれ詳しくみてみましょう。
外的原因
外的原因で地デジが映らない場合は、主にアンテナ周りのトラブルが考えられます。主なトラブル内容は以下のとおりです。
・アンテナのトラブル
・アンテナ周辺機器のトラブル
・周辺環境の変化による受信トラブル
・悪天候による受信トラブル
各トラブルを詳しく解説します。
アンテナのトラブル
テレビアンテナを設置して地デジを視聴している場合は、アンテナ本体が電波を受信できない状況になっていると正常に番組が映りません。
特に多いのが台風による強風や突風でアンテナが倒壊して受信できなくなるケースです。また、倒壊はアンテナを支えているポールなどの金具が錆びて劣化してしまうと発生しやすくなります。
他にも地デジの一部のチャンネルが映らない場合は、倒壊まではせずアンテナの位置がズレてしまっている可能性が高いです。別荘地などでは野生の猿がアンテナを掴んでズラしてしまう事例もあります。
アンテナ周辺機器のトラブル
アンテナに問題がなくても、周辺機器の故障などで地デジが映らなくなってしまうこともあります。特に多いのがブースターの故障です。
ブースターはアンテナで受信した地デジ電波を強くして視聴を安定させる機器ですが、ショートなどで故障してしまうと視聴不良が発生しやすくなります。
また、屋外に配線されているアンテナケーブルの断線や接合部のアダプタのショートでも電波をテレビまで送信できなくなり、地デジが映らない症状として現れやすいです。
周辺環境の変化による受信トラブル
地デジが映らない原因はアンテナが電波受信ができなくなってしまうことが多いですが、倒壊や故障だけとは限りません。
例えば、高層ビルの建設によりいままで受信できていた地デジ電波を遮蔽してしまって受信できなくなることもあります。地デジの電波塔方向で近くにビルなどの建物の建設が始まってテレビが映らない症状が現れ始めたら可能性は高いです。
建物以外にも電波を遮るレベルの樹木の成長といった環境変化も地デジが映らない原因になる場合があります。
悪天候による受信トラブル
稀に大雨などの悪天候の影響で地デジ電波を受信できにくくなってテレビが映らなくなることもあります。中には、アンテナに雨の水滴が長時間付着していることで、受信レベルが低下してしまうことも。この症状は、水分が電波を吸収しやすい特性があることによるものです。
また、冬場の大雪が多いエリアでは、アンテナに降り積もった雪が電波の遮蔽物となり、地デジが映らない原因となる場合もあります。
内的原因
内的原因は屋内、特にテレビ周りのトラブルによって地デジが映らない症状を指します。よくあるトラブル事例は以下のとおりです。
・B-CASカードのトラブル
・テレビやチューナー機器のトラブル
・配線トラブル
・テレビの入力切替トラブル
それぞれのトラブルを詳しく解説します。
B-CASカードのトラブル
B-CASカードの挿入が必要なテレビまたはチューナーをお使いの場合で、画面にE202エラーなどのメッセージが表示されて映らない場合があります。この場合の原因は、B-CASカードの挿入ミスや読み込みに不具合が生じていることがほとんどです。
テレビの掃除などのお手入れでB-CASカードを抜いて逆向きに再挿入してしまうとエラーとなって映りません。また、B-CASカードを正しく挿入しているのにもかかわらず認識されない場合は、B-CASカードの破損や機器の故障などが考えられます。
テレビやチューナー機器のトラブル
アンテナやB-CASカードなど視聴環境に問題がなく、地デジが映らない場合は、テレビやチューナーなどの映像機器が故障している可能性が高いです。特に他の部屋などで複数のテレビを使用されていて1台のみ映らないといった場合は故障が疑われます。
電源ボタンだけでなくコンセントを抜いて、再度電源を入れても症状が回復しなければ、ほぼテレビやチューナーの故障で間違いないです。また、テレビのバックライトが切れて真っ暗で映らないように見える症状もあります。
配線トラブル
アンテナで地デジを視聴する場合、部屋の壁に備え付けられているアンテナ端子にアンテナケーブルを接続して、もう一方をテレビまたはチューナーの端子に接続します。このケーブルが抜けているまたは抜けかかっていると正常に映らなくなります。
また、地デジを視聴するはずなのに、テレビ側のBS放送の端子にケーブルを接続してしまうと映りません。お掃除等で抜いた後に指し間違えで映らないこともよくあります。
その他、分波器を使っている場合は、地デジと衛星放送の端子を間違えている、緩んでいるといった場合も映らない原因です。もちろん、ケーブルが断線していれば映りません。
テレビの入力切替トラブル
テレビの入力切替のミスに気付かずチャンネルを切り替えても映りません。特に地デジのみを視聴されている環境下で、テレビをBSやCSに切り替えた状態では画面はE202エラーが表示されます。
何らかの形でリモコンのBSやCSボタンを押してしまい、その状態が継続されたままですと発生しやすいトラブルです。また、BSやCS以外にもHDMIやPCに切り替わってしまっているケースもあります。
地デジが映らないトラブルのスピード解決方法
地デジが映らないトラブルは、ご自身で簡単な方法で解決できるパターンと、業者による工事が必要になるパターンがあります。
自分で簡単に直せる場合の解決方法
自分で簡単に直せる場合の多くは、内的原因によるトラブルの対応です。「B-CASカード」「配線」「テレビの入力切替」のトラブルであれば、比較的簡単に直せます。
基本的に元通りに戻すだけで解決可能です。例えば、「B-CASカードが抜けていれば挿しなおす」「配線が緩んでいれば締める」「抜けていれば挿しなおす」「テレビの入力切替が間違っていれば地デジに戻す」といった対応で直ります。
ただし、内的要因でも機器故障についてはご自身での修理が難しいことがほとんどのため、メーカーや販売店での修理または買い替えが必要です。
業者による工事が必要な解決方法
解決に業者の工事が必要になるのは、ほとんどが外的要因によるトラブルです。中でもダメージの大きいアンテナの倒壊は、新設撤去といった大掛かりな作業を要します。
DIYでも対応できないわけではありませんが、一般的にアンテナは足場の不安定な高所に設置されているため、慣れていないとリスクが高いでのあまりおすすめできません。また、屋外のアンテナケーブルの引き直しが必要になれば、天井や壁内への配線作業が伴い難易度が高くなります。
しかし、ご安心ください。実績があって信頼度の高い専門業者であれば短時間で地デジが映らない問題を解決可能です。少しでもご不安がある場合は、専門業者に任せた方が安全で確実です。
地デジが映らないトラブルの解決が難しい場合はアン信協会紹介の加盟店がおすすめ
地デジが映らないトラブルでお困りでしたら、ぜひアン信協会にご相談ください。お客様にぴったりの業者をご紹介。当協会の加盟店は、信頼と実績ありますので自信をもっておすすめできます。
原因調査から工事対応までスピード解決。アンテナを新設した際は、アン信協会と加盟店によるダブル保証が受けられるといったメリットもあります。
まずは、トラブル内容や費用など簡単なご相談からでもお気軽にお問い合わせください。
地デジが映らない事例に関するよくある質問
地上波だけ映らないE202とは何ですか?
E202はアンテナで電波の送受信ができていない状態やテレビまたはチューナーが故障しているなど、必要な電波量を供給できていない場合のエラーを指します。
放送休止中E202とは何ですか?
基本的に放送休止中のエラーはE203です。E202はテレビ電波が正常に供給できていない状況下で表示されます。
地上波だけ映らないE203とは何ですか?
E203は深夜など地上波の放送局が放送を休止して電波を発信していない際に表示されるコードです。衛星放送だけ映っている場合は、地上波の放送休止時間帯が考えられます。どの時間帯でもたいてい何かしら放送しているNHKの地上波にチャンネルを切り替えてご確認ください。
まとめ:地デジが映らない場合について
地デジが映らない場合は、アンテナ周りに多い外的原因またはテレビ周りで多い内的原因によるトラブルが多いです。内的原因によるトラブルであれば、比較的簡単に解決可能ですが、外的原因の場合は専門的な技術や知識が必要になることが多いため、専門業者に任せた方が確実です。
アンテナ工事専門業者をお探しでしたら、アン信協会で信頼と実績のある加盟店をご紹介できますので、お気軽にお問い合わせください。